急浮上したQRコード決済

PayPayやLINEPayの登場により、QRコード決済が急速に浸透しつつあります。最大の特徴は決済端末機器が不要ということ。消費者のスマホを利用してアプリ経由で決済をおこないます。

さらに、LINEPayやPayPayは決済手数料をゼロにするという従来にないビジネスモデルを打ち出しています。これにより、店舗など事業者側は初期の設備投資も決済手数料もいらないということになります。

このモデルは中国のアリババが推進するアリペイのビジネスモデルに近いものがあります。アリペイは元々アリババのショッピングサイトの決済ツールとして登場しましたが、生活のあらゆるシーンで使用できる決済ツールとなっています。買い物から各種予約、交通、保険、サービスなど多くの手配購入などをアリペイのサイトで行えます。

店舗側もアリペイの決済用のQRコードを印刷したものさえあれば、決済ができるため、屋台のようなところでも決済が可能です。ホームレスまでがQRコードで慈悲を請うという状況まであります。

アリペイは決済にかかわるビッグデータを収集し、それを活用したビジネスを展開しています。LINEPayやPayPayもそのビジネスモデルに追随しようとしています。